平成16年4月、水戸市聴覚障害者協会を運営母体として、手作りパン・クッキーの製造・販売を行う「聴覚障害者福祉作業所」が開設されました。耳が聞こえない人の中には、精神・知的・肢体等の障がいを併せ持つ人もおり、一般企業に就職するのはなかなか難しい状況にあります。
他の障がいを併せ持つ人あるいは高齢の耳の聞こえない人たちは「手話でコミュニケーションできる就労の場」と「手話のできる仲間と出会える場」を求めています。
水戸市聴覚障害者協会では、障害者自立支援法の施行に伴い、平成19年1月、特定非営利活動法人ふくろうを設立し、平成19年4月水戸市聴覚障害者協会より運営母体を移行し、就労継続支援(B型)事業を開始しました。
「ふくろう」という名前は、幸福の「福(ふく)」、聾唖(ろうあ)の「聾(ろう)」から名付けました。ヨーロッパでは、ふくろうはアテネやミネルバの女神たちの従者として行くべき道を説き、外敵から女神を守り、目的地へ無事に導き、幸福をもたらしたと語り継がれています。
神話の時代より現代まで、英知と学芸のシンボル、幸福を呼ぶ鳥として親しまれ尊敬されています。
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